子供が自動車の室内灯をつけたことに気づかず、バッテリーが上がってしまいました。室内灯程度で上がるようだと新品に交換すべき時期なのかもしれませんが、たちまち困ったので簡易充電器を自作しました。
自動車用バッテリーは 12V で、充電電圧はその 1.14倍で 13.68V になります(秋月電子資料参考)。この資料では充電電流は容量の1/10とのことですが、それより少ない分には問題なし(当然時間はかかりますが)。
手持ちの古いトランス式ACアダプタがあり、規格は 15V 1A ですが開放電圧 18V だったのでちょうどいいのでこれを出力電流 500mA の設定で使うことにしました。
手持ちの3端子レギュレータの 78M12 (12V 500mA) に LED で下駄を履かせて電圧約13.8Vにしました。ぴったりですね。
22時頃に自動車につないで、朝まで待ちました (途中心配で見にゆき、火を吹いていないことを確認)。
バッテリーの端子電圧は充電開始時に 12V ちょうど程度。すなわち、78M12 にとっては、電流制限がかかっている状態と思われます。資料によればおそらく1000mA 近く流れている。
とすると、熱損失は 3W 程度あり、実際に 78M12 はかなり高温になっていて触れないほど。でも、サーマルプロテクション内蔵(のはず)なので気にしない。...ひどい使い方ですね。
電流は測定しませんでしたが、だいたいの感触としては上記の印象と合致してます。
電流を測定しなかった理由は、面倒だったのもありますが、夜間暗い中あれこれ余分な配線してショートでもさせると大変という思いがあったからです。
で、朝には無事エンジン始動できました。エンジンからの充電が始まりましたので端子電圧を測ってみると 14.2V でした。全力で急速充電している感じでした。
うまく行ったので、次回に備えて少々アップグレード。念のため逆流防止のショットキバリアダイオードを出力に入れて電圧をぴったり 13.6V に合わせ、さらに 78M12 にヒートシンクを付けました。
でもこの装置を今後使わなくて済むように祈ってます。
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